夢があろうと無かろうと楽しく生きている奴が最強!

CybozuDays2020 に行ってきました!

誰でも一度は夢に見ますよね! うっかりしてビッグサイトへ行ってしまうお約束。でもそのまま新木場まで乗って京葉線に乗り換えたら意外とロスはなかったよ! 私の場合、りんかい線直通で行けば1回乗り換えで済むから楽ちんでした! 交通費はちょっとかかりますけどね。

会場は、幕張メッセ! お間違えなく!(来年の自分に)

今年のエコバッグは3色あって、日によって違うらしいんですが、私が行った3日目に取得したのは白! 白がいいですよね、清潔で。

 

パンフレットにはアイブリの文字が。このアイコン、作ったの実は私です。意外とちゃんとアイコンらしく見えますね?

昨年の反省を活かし、会場に到着したらまず何よりも休憩スペース! そしてWiFiのキーを入手! クックック……完璧よ。

と思ったのですが、冷静になって考えてみるとですね、基調講演の申し込みするの忘れていましたよ。なんでだろう? なぜ申し込まなかったの? 休憩スペースで基調講演を見てるの。すっごく手持ち無沙汰です。

念のため会場の前まで行ってみたら、会場左手のサメブルーステージに通してもらって、座ってみることができました。来てみるもんだね、ダメもとで。

以下メモ書きそのままですみません!

基調講演

わがまま

『みんなのわがまま入門』富永京子氏

自分のためだけどみんなのため。

心理的安全性を保ちつつ、共通の認識を徐々に広げていく社会運動もあっていいのではないか。愚痴から始まる社会運動もある。

少数派だった「完全在宅勤務」が今年になって多数派になり、完全在宅勤務のノウハウが必要になった。少数派は未来の利益を作っているのかもしれない。

心理的安全性

『心理的安全性』石井遼介氏。

時代の変化。正解がある時代ならマニュアルにできる。正解がない時代。上司もわからない。「やってみる」が大事になる。

自分の思考に流されない。内言を間に受けると、わからないものでも理解しないまま、先入観で「いける」「いけない」とジャッジしてしまう。そういう内的思考と距離をおくことが大事。心理的柔軟性。

青野氏「出社したくない」という社員のわがままを聞いたとき最初の内的思考は「何を言ってるの?」だったけれど、それをいうとこの人は辞める。ちょっと様子を見てみよう。これが心理的柔軟性。

オフィスにこだわりのある青野さんが、オフィスに来たくない、と言われたらなかなか従えない。それでも一旦否定しない姿勢がいい。

「言ってくれてありがとう」が大事。これを否定すると何も言ってくれなくなる。

人間は他人の心の中のことを非難してしまいがち。

試しに「やる気を持って携帯を持ってください」。実際いまいち何をしていいかわからない。「やる気を出せ」と言われても具体的に行動しようがない。

「やる気を出せ」とだけ言われてとる行動は、上司と部下でズレることもある。

やる気があるなら行動ABCをとるはず。だから行動ABCをしてほしい、と言う方が建設的。

これからのリーダーになるには「のびた力」が大事。「ドラえもん!」と頼る姿勢。

日本人は組織が好き。社長を引き継ぐ2005年。「社長らしさ」をやってみてもうまくいかなかった。人に頼る方がうまくいった。

社内で肩書きで呼ぶのはあまりよくない。「〜さん」と呼んだ方がいい。「課長」「社長」と言われると肩書きに縛られ答えを出さないといけないような気がしてくる。

意見の対立。心理的安全性のある条件では、対立は歓迎すべきもの。組織論の3つのコンフリクトがある。

  • 人間関係のコンフリクト。
  • タスクのコンフリクト。意見の対立。
  • プロセス、オーソリティのコンフリクト。うちの仕事ではありません。あるいはこれはうちがやりたい、と奪い合いになる。

3つのコンフリクトは基本的に業績にマイナス。

意見の対立は人間関係のコンフリクトになりやすい。ただし意見の対立は心理的安全性が確保されている中では業績にプラスになる。

ぶつからないのが安全性ではなく、ぶつかっても怪我をしない、安全にぶつかれることが大事。マリオカート的な。

理解する

『その仕事、全部やめてみよう』小野和俊氏。クレディセゾンCTO

目をキラキラさせて「アメリカに行きたいんです!」と言ったら研修後に行かせてもらえた。

相手を徹底的に理解するということをすると「なるほど」ということがよくある。批判しない。相手になりきる。

エンジニア風林火山

  • 風のエンジニア スピードが早い。
  • 林のエンジニア トラブル時に落ち着いて対処できる。
  • 火のエンジニア 情熱を持って新技術
  • 山のエンジニア バグトラックの安定感

完全なエンジニアなどいない。それぞれの違いの良さを認めてチームを強くしていく。チームに欠けるものがあるとなかなかうまくいかない。全部揃うと強い。

ペアプログラミング。サイボウズ社内はほぼペアプロ。モブプロの時もある。

プログラマも「見られて綺麗になる」。「昨日覚えた技を使いたい」人に見せたい。褒められるとモチベーションが上がる。チーム内にもナレッジが広がる。

ベテランと若手がペアプログラミングをしても、意外と完全な上下にはならない。シニアも若い人から最新の手法を学ぶことがある。人が集まってコミュニケーションになったりもする。

人前でカッコつけたい、はエゴ。集まって見たい、もエゴ。それらがうまく混ざるとピースになる。

キレる人。ある意味高みを目指している人、理想がある。エゴの表現。そこを理解してあげる。目標が高い人は現状とのギャップにキレる。そういう意見は聞いた方がいい。でも人を傷つけてはいけない。間に通訳になる人が入って情報を伝えてあげるとうまくいく。

ひよこーど。未熟なコード。

質問

コンフリクト

短所について話すのはやめよう。コンフリクトばかりになる。長所を持ち寄っていこう。長所で短所を補う組織設計。

心理的安全性の仕組み

あだ名で呼ぶ文化。

全部さん付け。上下関係がかわってさんとくんの交代が起きると危ない。

関係者の意見を聞き出すために工夫していること

外から来たCTOが自分の意見だけで決めると独善的になるし周囲の意見も拾えない。 あえて全員の意見をオープンディスカッションして、場の意見として実現した。自分の意見だということはあまり問題ではなくて、全員の参画意識が必要。

自分で考えた事業戦略を説明してもあまり受け入れられない。事業戦略を少なめにしておいて、みんなの意見を取り入れながらまとめていくと、みんな意見を取り入れられたことで嬉しくなる。

キレる人

キレたことでみんなが対応して解決しまうと、成功体験になってしまう。キレない方が得、という設計にした方がいい。

相手に同意してまとめておいてから意見を突っ込む。合気道の気持ち。

面白いエゴ

炊飯器事件。総務に連絡を入れて炊飯器を置いていいか確認してしまった部下。

「炊き立ての米が食べたい」「それなら精米機とセットじゃないと意味がない!」→話が流れた。

基幹システムとkintoneがつながる世界

カンガルーブルー

ピー・シー・エー インテグレーション推進チーム 亀井俊宏氏

サイボウズ営業本部営業戦略部 川端稔氏

ミッション:基幹システム*kintoneの連携活用の推進

「営業は経理のことを想い、経理は営業のことを想う」

業務デジタル化のポイント

堅牢な基幹システムと柔軟なkintoneをうまく使う。

業務のデジタル化

デジタル技術を使用して場所などにとらわれない働き方を。

DX(デジタル トランスフォーメーション)も近い概念。

リアル世界がデジタル世界に包含される「アフターデジタル」

ポイント

  • 情報の転記をなくす
  • 検索の起点を作る。あちこち検索しない。
  • データを武器に変える。入力を容易にする。蓄積したデータをリアルタイムで可視化する

採用面接管理の例

FormBridgeでオンライン入力。転記をなくす。候補者についてはkintoneですべて検索できる。

バックオフィス

メルカリの例。申請手段をkintoneに統一。

ピー・シー・エー 亀井俊宏氏

ミッション:PCAクラウドとAPI連携によるエコシステム推進

PCA。公認会計士が中心になって企業。ソフトウェア、クラウドサービス。PCAクラウド(旧PCA Saas)。Web-API

製品2つ

  • DXシリーズ 中小企業、特殊法人
  • PCA hyper 中堅・グループ企業むけ

基幹システムの特徴

  • システム停止が業務の遂行に致命的
  • 一対一対応原則の厳守(現物に必ず対応して情報・管理帳票が流れる
  • 一貫性を持った情報管理
  • ビジネスロジックの変革に応じた柔軟性が求められる。

サブシステムが重要。

連携活用のユースケース

案件管理はkintone、販売管理、会計は基幹

Amidaの事例

ネットはんこ販売。

システム間連携のハブとしてkintoneを使う

  • CSVでの手動連携
  • 個別カスタマイズで自在に連携
  • プラグイン+アプリテンプレート

PCAクラウド×kintone

JS、ETLツール

kintone connect hub

動画

  • 受注連携用のボタン
  • マッチングテーブルでの項目紐付け
  • 情報の転送

ゲストスペースで企業間の情報のやり取りもできる。

まとめ

  • 業務デジタル化「転記をなくす」「検索起点」「データを武器に変える」
  • 堅牢な基幹システムと柔軟なサブシステム
  • 業務効率化→ビジネスモデル変革に繋げていく

改革は建設事務所のイチ職員から始まった! GovTechのトップランナーが語る自治体の未来

キリンイエロー

 

  • 神戸市西区総務課 藤原慎之輔氏
  • Graffer 藤本幸太郎氏
  • サイボウズ 蒲原大輔氏

ミッション:kintoneを活用した自治体の業務改善支援

自治体に広がるkintone、ノーコード。

省庁、都道府県

  • 厚生労働省
  • 大阪府 職員の内製により2週間で運用開始
  • 神奈川県 
  • 加古川市 内製により1日でプロトタイプ開発
  • 八尾市 パートナー連携で2週間で給付金システムを開発

官民先駆者の声を聞いてみたい。

神戸市西区総務課

藤原慎之輔氏

前職は建築事務所。現在は総務部として、国勢調査、選挙などについてkintoneで改善を。

Graffer

行政むけサービス。digital government for people.

スマホで住民票ネット申請。本人確認 マイナンバーカードをカメラで認識

  • スマート申請
  • 手続きガイド
  • デジタルアウトソーシング 後続業務の一括委託

神戸市コロナ給付金のスマート申請では、工数を半分に圧縮。

パネルディスカッション

  • 現場レベルのデジタル化
  • 自治体と民間事業者の協業
  • 全庁への広げ方

現場レベルのデジタル化

  • 業務改善スキルに不安
  • 上司や関係者をどう巻き込む
  • 部署異動がある中引き継ぎはどうする?
  • ITをそもそも使いこなせないのではないか。リテラシーが足りない。
  • 引き継ぎ。3年に一度は異動。

西区役所にkintoneを広める活動。

不安を解消する役割。業務改善をする中で一人では何をしたらいいかわからない。HUBになる職員。

業務のプロ職員を、サポート。現場に一緒に入ってそのプロを支える。伴走的な。

上司や関係者の説得

西区役所でkintone取り組み

部長級以上への説明。実務から離れているとイメージが湧かない。

他部署の事例、神戸市の事例。「年間5000万以上の紙を削減」など具体的な数字で示す。

引き継ぎ

Excelでもある。根深い問題。知識のある職員はマクロを組む。異動すると元のやり方に戻る。

kintoneなどローコードツールは、パワポのスクリーンショットで絵を使って説明すると引き継ぎやすい。

市民が利用する行政手続きデジタル化のポイント

デジタル化の目標だけが先行しがち。

「どうなったらデジタル化が終わるのか」「そこに至るまでどうすればいいか」をしっかり決める。

■デジタル化の見取り図

◆アプリケーション

  • 情報発信 Web SNSなど活用
  • 手続き・相談のデジタル化 紙ベースの申し込みではデータ活用がしづらい
  • 業務改革 RPA ノーコード
  • データ利用活用 データー連携活用

「手続き」と「業務改革」を同時に進めようとすることが多い。しっかり分ける方が上手くいく。

◆基盤システム

  • 情報セキュリティ
  • ベースレジストリ
  • デジタル・アイデンティティ
  • デジタル人材

デジタル化を実現する

  • 納品されたシステムが期待と異なる
  • 度重なる要求変更に振り回される

どうすればWIN WINになるか。お互いのプロフェッショナル性を尊重する

  • 望ましい関係性
  • 失敗するパターン
  • 事業者のあるべき姿

よくある失敗パターンと注意すべき点

失敗するパターン

入札前に事業者に話をヒアリングする。「こういうことがしたい」とフランクに話すと、それが要件として固まってしまうことがある。本来は要求事項。要件が固まりすぎていると、やれることが限定されてしまう。手段のところは民間のプロに任せた方が良い。

要求事項 -> 要件

事業者のあるべき姿、フラットな関係を作るために意識していること

「事業者を使うもの」という認識の人。解決課題が見えてない人。成果が見られないときはこちらからお断りする。鵜呑みにせず。こちらのポリシーを大事にする。

現場から生まれた成功事例を広げていく

建設事務所での成功を西区役所30部署に横展開

公用車運転日報アプリ

本庁が優れた事例を紹介する取り組みをしている。72事例応募のうち大賞。優れた取り組みの中で横展開できるものについては業務改革課が呼びかけていく。非常に大きかった。

建設事務所6箇所に広める予定だったが30部署から申し込みがあった。今朝また数カ所申し込みがあった。

現場でいい事例が生まれた時に情報システムが拾い上げる仕組み。

  • イノベーター
  • アーリーアダプター
  • キャズム
  • アーリーマジョリティ
  • レイトマジョリティ
  • ラガード

イノベーター、アーリーアダプターは15%くらい。どんなにいいツールであっても15%くらいしか食いついてこない。この層で成功事例を作る。

自治体の壁を超えて学ぶ勉強会。ICTツール職員のコミュニティ。近隣自治体からも参加がある。

Excel詳しい人を集めて勉強会を開くなど。

自治体職員 明日からできるアクション

公務員は減点方式。失敗できないと思っている人が多い。

kintoneで週明け、行動してみてほしい。行動することによって見える景色が変わる。怖くても行動する。

目的を定める。課題は何で、どう解決し、どうしたいのか。それで初めて業者も具体的に提案ができるようになる。

GovTech kintone Community(ガブキン)

自治体職員向けのコミュニティ

まとめ

と言うわけでCybozuDays2020でした。

会場のスタンプラリー、2回ひいてマスクと飴。

最後にアンケートを記入して、エコバッグをもらっちゃいました。グレーのかっこいいやつ。

Day3に行ったのに確認メールの本文がDay2になっててびっくりしたけど、まあご愛嬌だよね! Twitterでつぶやいたら速攻修正されてました。さすがサイボウズ、早っ。

もうちょっと新製品とか新サービスとか、新しいものがあったら、もうちょっと盛り上がるかなー。スマホ対応の強化とか、来年辺り、どうですか? ね、サイボウズさーん!

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