夢があろうと無かろうと楽しく生きている奴が最強!

モンスターはアイブリにまかせろ! CybozuDays2019 DAY1 レポート

CybozuDays2019 アイテム

 さて今年も始まりました、CybozuDays2019。昨年はちょっとレポートを上げそびれてしまったのですが、今年は上げますよー。

Cybozu Days 2019 -モンスターへの挑戦状- サイボウズ株式会社

目次

プロローグ

……2019年、私は伝説のCybozuDays2019にたどり着いた。ここにはさまざまなモンスターを倒すための秘策が隠されているという……。

ちなみに私がたどり着いたのは「DAY1:11月7日(木)」だった。DAY2行けなくて残念。

CybozuDays2019への扉があるのは、ホール7および8。割と幕張メッセの端っこであった。ホール入口にたどり着いても、CybozuDays2019関連の表示がなく、何の手がかりもない。入口まで行けばなんか手がかりが得られるだろう……という甘い期待があっさり打ち砕かれたのを感じる。

念のため、webの巻物を調べてみてもやはり「CybozuDays2019は幕張メッセにある」と書かれている。ちょっと到着のが早すぎたのだろうか……。

ホール7まで歩いて行くと、ようやく、CybozuDays2019への扉が見えてきて元気が湧く。

CybozuDays2019 入口

例年のように、ハガキを見せて、パンフレットやチラシでいっぱいのトートバッグもらって冒険に出発だ。中にはボールペンも入っている。

CybozuDays2019のトートバッグ

さらに会場入口に立っている男が、トランプをくれた。これは何かの暗示だろうか?

CybozuDays2019 トランプ CybozuDays2019 トランプ

パンフレット(冒険の書?)を開いて会場の配置を確認する。まずは吹雪の森……一番奥だ!

この時私はまだ気づいていなかった。会場WiFiのパスワードを手に入れていないことに…… SSIDはCYBOZUDAYS2019だけど、パスワードがわからん! 調べてから席に着けばよかった!
と思ったらTwitterの大海から情報が……休憩所でWIFIパスワードを入手!

吹雪の森に着くと、サンドイッチが手に入った(もし空腹だったらいつでもこれを食べて体力に+1してよい)。

CybozuDays2019 サンドイッチ

座って耳を澄ますとどこからともなく声が聞こえてくる。
「写真撮影、動画撮影はオーケーとなります」……。

11:00 吹雪の森にて 「俺キン!〜俺のキントーンを見ろ〜」

有限会社矢内石油 矢内 哲 氏
hug-luma 二河 等 氏
サイボウズ株式会社 kintone大好き 松井 隆幸
2人のkintoneユーザーをゲストに、自ら活用ノウハウを紹介いただく90分。 ご利用中の方が思わず真似したくなるアイデアから、共感する課題や悩みなど、身近な話題が山ほどあります! 「誰かのkintoneを見せて欲しい」そんな思いのある方はぜひご参加ください。

「利用シーンを考えよう」というテーマでのセッション。

CybozuDays2019俺キン

CybozuDays2019 俺キン

「kintone のアプリを設計作成するにあたって、『どういったシーンで使われるのか整理して作る』」

「5W1Hで考えてみる。現場を見て想像する。現場を見たり聞いたりする。積極的にkintoneの利用シーンについて情報を集めていく。改善の種を見つける」

「『改善』がkintoneの良さの一つ。作った後に変えていけることを活かす」

事例「端末によってポータル・スペースを変える」

「 矢内氏の作ったポータル例。『PC用ポータル』『スマホ用ポータル』2つボタンがあるだけ。めちゃくちゃシンプル」

CybozuDays2019 俺キン

「PCとスマホで『使うアプリ』『見る情報』『画面の設計』すべて変わる。同じポータルでいいわけがない」

ポータルの中をのぞいてみると、アプリの数が違う。アイコンサイズも違う。それぞれ最適化されている。

「利用者のシーンを考えたカスタマイズ」

事例 言葉を変える

「とある介護施設での事例。ただ言葉を変えるだけのカスタマイズがあった。だがそれが活用を促進した」

  • 「レコード詳細を見る」→「ノートを開く」
  • 「レコードを編集する」→「鉛筆を持つ」

「介護現場ではそれまでも日常的に『ノートを開く』『鉛筆を持つ』ということが行われていた。親しみやすい言葉を使うことでユーザーは使い方を直観的に理解できた」

「すごい事例ばかりではなく、地道で小さな改善もすごいkintoneにつながっている」

「kintoneはいろいろ『できないこと』のある仕組み。他のシステムに比べるとできないことがたくさんある。だが『変えられる』『フィットする』が強み」

二河氏に交代。

hub-luma 二河

hug-luma | 「できる」のひらめきをあなたに。

「シーンとフローを考えてこその業務改善。今日は『業務改善のきっかけってどんなところにあるか』を持って帰って頂きましょう」

  • kintoneは「ゴールに在らず」
  • SNSの盛り上がりを勝手に測定してみたなんかみえてきた!

事例1 これぞ業務改善。kintoneはゴールに在らず

少人数で事業を運営したい。

  • 日々入る予約・登録・問い合わせ
  • 当日の運営
  • 自治体への報告

「予約管理システム」をkintoneで作成。

一般のパッケージでは合わない面があったのでkintoneを採用。アプリ4つ。

CybozuDays2019 俺キン

プラグイン:プラントクリエイター、フォームブリッジなどトヨクモのものをよく利用する。

要件の一つは自治体へ報告するための「Excelでの出力」。スムーズな出力をアプリで実現する。

kintoneはゴールにあらず。最終的には2アプリを予約管理システム(クラウド)のパッケージに置き換えた。より効率化を求めてパッケージへ。

kintoneが社会を変えた瞬間。

それまで電話FAXだった自治体だが、本件はシステム化の事例が自治体に評価され、他の事業者がそれを導入した。

突貫工事で作成、リリース後の業務改善。アジャイル思考。

SNSの盛り上がりを勝手に測定してみたらなんか見えてきた

ブランドのアンバサダーとして、ウェアをどんな人に買ってもらえたか。リピーターはどうか。他の人がどんだけコミュニティを盛り上げてくれているか。

SNSからハッシュタグを取得してkintoneにマージする。Zapierを利用。ZapierのRSS更新でkintoneに追加している。

CybozuDays2019 俺キン

twitter、Facebook、instagramの内容をクロス集計、グラフ集計。

人ごと月ごとにどんな投稿がされているかグラフ化する。

パーマリンクからマスターの情報を手入力している。添付ファイルを「ルックアップ拡張プラグイン(rex0220)」でとってくる

課題

  • 投稿を人に紐付けることの自動化
  • 「いいね」「シェア」「リツイート」をカウントしたい。

Twitterいいねの取得は本人アカウントのみしかできないので難しい。

今回のイベントのために、ハッシュタグkintoneを計測してみた。50Tweet/日くらい。

RPAツールを活用するといろいろ面白いことができる。

やない 柳井石油

有限会社矢内石油 福島のガソリンスタンド・リフォーム

本日のスライド70枚。

福島県の。人口5000人の町でガソリンスタンド経営。

2012年に立ち上げたリフォーム事業部でkintoneを採用。昨年はkintone hiveグランプリ。

kintoneを使った業務改善支援も行なっている。ユーザー側から支援側へ。ユーザーと支援側では、意識の違いやズレがある。

3匹のモンスター。

  1. 慣れた不便の壁。人はなかなか変わらない。変わりたくない。
  2. IT改善→業務の引っ越し?。引っ越しでは必要なものだけ持っていく。要らないものは捨てる。なのに、ITでは全部引き継ぎたくなる。
  3. 時間は有限。仕事や人生に役立つものを優先順位つけていく。要らないものを入れない。大事じゃないものを取り除く。

「やった方がいいことはやらなくてもいいこと」

「5W1Hのない仕事は存在しない」仕事はリアルの中で発生する。設計する側がこれをきちんと意識しないといけない。

事例 セミナー / 勉強会の開催

MGという経営シミュレーションのゲーム研修。

正式版 MG研修| | 100万人が受講、社長の右腕を育てる定番の経営戦略研修

運営事務局で忙殺されるのは嫌だ。kintoneを導入し、エントリー受け付け、請求書発行、お礼メールまで基幹システムを作りたい。公開研修となると管理工程が多い。

最終工程の「セミナーレポート」を手書きで紙に残してしまった。受講者にレポートを書いて提出してもらって、相互に参加者に公開する必要がある。pdf化などの工数がかかってしまった。時間と手間。

「『やめる』ということをまず決める。」

  • 想像
  • 観察

業務のリアルな絵を想像する。参加者で完結する仕組み。各シーンを妄想する。

  • QRコードを撮影してもらう
  • webフォームからレポート提出
  • 自動返信メールが届く
  • 自動返信メールに公開URL、ログインIDとパスワードが載っている
  • アクセス、ログイン

アプリを構築する上では、多くの方が発信している情報が役に立つ。アンテナを高く。
Twitterでの情報発信が割と活発。「相談です」と書くと「答えたがり」が来て教えてくれる。
CybozuDaysも役立つ。引き出しを増やす。

妄想を現実にしていく。

CybozuDays2019 俺キン

  • QRコードを撮影してもらう
  • フォームブリッジからレポート提出。kViewerへ。
  • フォームブリッジの自動返信機能で自動返信メール
  • kViewの公開URLが載っている。ログインIDとパスワードもある。
  • kViewerにアクセス、ログイン

「kintoneやITだけに頼らない。紙がいいのか映写がいいのかは現場によって変わる」

業務改善にとって大切な3つの要素

  • 業務フローの再設計
  • kintone引き出しの数
  • 運用の工夫

業務改善のためのキャスティング

  • 業務ルールを変えられる人
  • kintoneスキルを持つ人
  • 現場をよく知る人

CybozuDays2019 俺キン

【キンスキ.com】 – YouTubeでアプリ全体の構成を見られる動画を公開中。

最近考えていること 請求書管理

請求書問題。原価管理との関わりもある。紙なので倉庫が足りなくなる。

  • 取引先マスタ
  • 月次請求書管理アプリ

電子契約はサイボウズ・パートナーのコントラクトマネジメント

「kintoneに対する評価をするなら60点。完璧にはならない。残りの40%は現場の工夫・創造性に頼る。
レトルト食品では、玉ねぎだけ別にしていることがある。それは『お母さんが料理していない罪悪感を軽減するため』らしい。
業務も同じ。40点分の工夫がユーザーに愛されるkintoneならでは。できない、ではなく『僕らのやる番』と考える。」

スクリーンだけのkintoneにしない。血の通った活用。

座談会

CybozuDays2019 俺キン

組み合わせ活用について

zapier、プラグイン、パッケージソフト。

二河「さきほど上げた予約システムの事例も、最初はkintoneだった。一年半くらい。さらに先へ行きたいという現場の要望からパッケージへ。」
二河「パッケージからエクスポートされたデータとkintoneのデータがExcelで合体する。標準機能+手動でやりやすいように。パッケージと共存する。」
松井「最初からパッケージを入れていたらどうか?」
二河「パッケージはいろんな機能があるので試行錯誤が続く。導入に時間がかかる。その導入を少しずつ組み立てていけるkintoneのスピード感がいい。」

矢内「kintoneは結果だけではなく、過程が大事。使いやすい設計になっているか。矢内石油では、小売りや現場の仕事、顧客と関わっている。お客さんの前では、『秒のもたつき』を解消したい」
矢内「最近はタッチパネルPCが好き。iPadではなく、PCのタッチパネルがいい。
グレープシティのkrewシートとタッチPCの事例。 矢内「krewシートとタッチPCを使うと、ExcelのUIにタッチできる」
矢内「PCにはテンキーを使った。iPadのソフトキーボードは画面が狭くなる。」

「テンキーに数字だけでなく定型文を入れられるものがある」

活Excel

「脱Excel」は不可能な場合もある。最終的にExcelとの間が重要になるケース。

krewシートの良さ。コピペがしやすい。

DevelopersNetworkのプラグインでもExcelっぽく使えるものがある。

一覧レコード編集プラグインもある。

ソウルウェアのkintone連携帳票出力プラグイン「RepotoneU(レポトンU)」がExcelと相性がいい。帳票プラグイン。
関連レコードフィールドを設定できるようになった。
矢内「Excelのシート1のグラフサマリー資料、シート2に関連レコードを並べたい。シート2を範囲にしてグラフを設定しておけばできそう。」

「Excelが知識の土台になっているところがある。Excel前提であれば理解しやすい部分もある」

社内の仲間作り

システム化は、最初一人で始まることが多い。

二河「システム管理の立場で、まずは自分がひもといていく。Excelをkintoneにあてはめる試行錯誤」

「人は不便に慣れてしまうと変えたがらない」

矢内「システムを提案する時は、一石四鳥くらい仕込んでから渡した。『これだけ全部一つにまとまるよ』という。そのくらい積まないととウンと言わせられない」

矢内「Googleマップのプラグインを最初に使った。アーセス(スマートバルーン)さんのGoogleマッププラグイン。地図の画面を開くだけなら簡単。ウケがいい。」

「便利なものを作る、ことで仲間を増やす」

二河「『それExcelでいいんですか?』という問いかけ。課題解決できる?」

「綺麗に整えて運用しよう、という話になると分析できないデータが入ってくる、編集が誰だかわからない。データの完全性を担保できない。」

「ちゃんと運用されるか? 運用目線で。Excelでの運用を想像すると、破綻するのが見える」

kintoneを作ってくれる仲間を増やすには?

「最近、社内にも作る人、有資格者が増えた。『ここはExcelじゃない方がいい』という実感、気づきがあると仲間になりやすい」

時間切れで話せなかったテーマ「ルックアップ」「関連レコード」続きは【キンスキ.com】で。

書籍『業務改善NOTE vol.6』。今日発売。サイボウズ商店にて。

13:00 サイボウ樹の森にて Product Keynote

サイボウズのクラウドサービスについて、サイボウズ代表取締役社長 青野慶久をはじめとした各担当者から近況と今後をお話いたします。
サイボウズ株式会社 代表取締役社長 青野慶久
サイボウズ株式会社 開発本部 Garoon リードエンジニア 杉山 祐一
サイボウズ株式会社 開発本部 kintone プロダクトマネージャー 長尾 洋也
サイボウズ株式会社 営業本部 蒲原 大輔
Kintone US Product Manager Taisei Chiba

「モンスターへの挑戦状」という全体のテーマ。

CybozuDays2019 Product Keynote

青野「昨日のプレデーも含めて三日構成。昨年から規模を拡大した。」 青野「『モンスター』は実在ではなく、心の中で思ってゐる思い込み。仕事ってこう、社会ってこう、という『思い込み』を『モンスター』と設定した」

選択的夫婦別姓「苗字を変えるのが当たり前」という思い込み。

日本橋オフィスに新設したエリア「ファクトリー」。ワーショップなどで活用

4つの商品。

  • kintone
  • Garoon
  • Office 創業時からある商品
  • メールワイズ

「サイボウズOfficeレベルチェックテスト」を公開開始。豊富な機能を楽しく学べる。

令和の台風。災害復興支援に無料でグループウェアを提供。
発表した翌日、パートナーのトヨクモ、ジョイゾーも参加。
青野「災害に負けない国作りを目指していきたい」

児童虐待防止の地域連携。京都府南丹市の情報共有にライセンス無料提供。

チーム応援ライセンス。NPOなどに300ユーザー9,900円。
来月からkintoneとGaroonは900ユーザーに拡大。11円/ユーザー。

学校のPTAでサイボウズOfficeを活用。

NPOでkintoneとメールワイズ。チャリティーサンタ。NPOのICT活用大賞

「チームワークあふれる社会をつくる」

Garoon

拡張性の高いグループウェア

Garoonの売上推移。Garoon4パッケージからGaroon5クラウドへ。5年前はクラウド半分くらいだったが、今ではパッケージを追い抜く。

クラウド化のおかげで利用状況のログ分析ができるようになった。

17個のアプリケーションのうち、もっとも使われているアプリケーションは?

300ユーザー以上のユーザーの26%がスケジュールを利用している一方で、3割はスケジュールを使っていない。

コミュニケーション。メッセージ、メール。3割は日常的に活用しているが、3割はあまり使っていない。

ワークフローだけ使っているお客もある。

100社あれば100通りのGaroonの使い方。

「会社にあったGaroonにカスタマイズできる機能を創ろう」

昨年のアップデートの半分がカスタマイズ関連。

CybozuDays2019 Product Keynote

デモ

「メール」のカスタマイズ

日付をクリックすると予定の登録が可能になる機能。

打ち合わせの過去履歴。顧客名を元に、顧客管理システムでkintone検索する。

「もっとあなたにあったGaroonに。」

  • Developer network
  • API開発

サイボウズ製品API開発サポート|クロス・ヘッド株式会社

「ガル助」Office365との連携プラグイン。

連携製品拡大中。

kintone

2019年のアップデート「今までと違う」「変わった」「わくわくする」

数が増えた。2倍以上。5個→13個

内容も変わった。

  • 「今まで開発できなかった」アップデート
  • ずっとアップデートされていなかった画面
  • ずっと改善されなかった機能、要望

例えば、フォームの設定画面で、テーブルの上下移動が可能になった。「一度創ったら動かせない」→ドラッグで上下移動
11月10日、一度保存したテーブルについてフィールドの左右移動もできるようになる。

2019年のおすすめアップデート2019

  • レコード一覧の設定画面の改善。フィールド一覧が固定に。一番右への挿入が扱いやすい。
  • レコード一覧が複製可能になった
  • ルックアップの選択ダイアログが改善。縦スクロールで全件表示。
  • アプリアクションのテーブル対応。明細へ転記可能。ラジオボタンなどにも対応
  • ポータルのウィジェットを個別に表示しない設定が可能
  • レコード一覧の印刷機能に対応。2ページ以降も正しく印刷される。
  • アプリ管理ページを改善。作成者表示、最大500アプリ表示可能に。
  • APIのアップデート多数。たとえばポータルをカスタマイズ可能
  • 日付セント買うカレンダーん年切り替えに対応
  • 製品のアップデート情報を製品内から閲覧可能。「アップデート情報」

開発スタイルが大きく変わっている。

きっかけはモバイル版kintoneのリニューアル2019年前半。デザイン、画面構成、導線も大幅改善。

kintoneをもっと早いスピードで良くしていきたい。
2年前、スクラム開発を導入。
今回モバイルリニューアルを機会に、開発スピードへの取り組み。

  • ビフォー
    開発中に苦しい選択を迫られがちだった。
    kintone特有の事情。使われ方が幅広い。障害が後で発覚しがち。
  • アフター
    事前に大量の要件を用意する
    リリースのチャンスを与える。途中で難度が上がったら無理せず脱落させる。より費用対効果の高いものだけが生き残ってリリースされる。
    生き残りにかけたエネルギーは費用対効果が上がる。

効率よい開発を継続できるよう仕組み化。

今後について

開発の進め方のさらなる改善を探究中。

  • 今までに無い要件
  • 実装難度の高い要件
  • 大きな飛躍を狙う要件

今後のリリース

CybozuDays2019 Product Keynote

  • IF関数の追加
  • 未入力フィールドを計算可能に。SUMの列に未入力があっても0として集計され、N/Aエラーを出さない。
  • APIトークンで「複数アプリにまたがるリクエスト」が可能に
  • アプリ設定系APIのトークン対応
  • Promise対応イベントを拡充

kintone corp

アメリカ事業。2,014年スタート。サイボウズの商品のうち、kintoneのみをUSに展開中。
従業員45人。ロゴなどのブランディングもローカライズしている。

アメリカのビジネスの状況

  • システムは現場で作る …エンジニアが不足しており、システムを現場で作りたい
  • サイロ化したデータをまとめる …データが社内に散逸している場合も多い
  • 情報とコミュニケーションを一つに …emailやslackはデータと隔離されてしまっている。kintoneはデータにひもづいたコミュニケーションができる。

AB Embrlem

エンブレムバッジを創っている会社
kintone hiveのUSでの優勝者
業務はExcelと紙だった。現在は、300アプリで社内の業務をまわす。
kintone ninja(kintoneの達人)が5~6名いる。

自治体への取り組み LGWAN対応で切り開く自治体市場

元自治体職員だった。サイボウズに中途入社2016年。

全国に1,774自治体があり、職員は270万人。

  1. 増え続ける仕事
    地域への最適化
    災害対策
    高齢化を支える地域連携
  2. 減り続ける公務員
    人口減少を見据えて採用を絞っている

つまり一人当り仕事量が増えている。

「インターネット分離」
LGWAN 総合行政ネットワーク
情報漏洩事件の影響で、インターネット分離が指導されている。効率の良い仕事がしづらい状況。

アンケート業務。Excelで回答用紙を作ってメールで配る。 戻ったメールを手作業で集計する。 蒲原「マクロを作成したが、自分の退職後、メンテナンスができず使われていない」

kintone のLGWAN対応

CybozuDays2019 Product Keynote

市川市 「来なくていい市役所」を目指す。

住民票のオンライン申請がLINE経由でできる。支払はLINEpay。 kintone連携。住民票は郵送する。 全国初の試み。

住民票以外のあらゆる手続きへの横展開を勧めている。460の手続きをオンライン化していく。
LINE やフォームブリッジをエントリーに、バックボーンはkintoneで統一。職員が自らアプリ作成している

サイボウズ、神戸市との協業発表
庁内の業務改善ツール、基盤としてkintone。 情報化戦略部 主導で導入を進めている。13部署17業務をkintoneで。アプリも内製している。
業務改善ワークショップを共催。5市1県が参加。役所仕事は同じ業務が多いが競業がないので協力体制をとりやすい。

パートナー紹介

  • オプロ

AppsME – モバイルフォームソリューション|株式会社オプロ

手書きのオフラインソリューション。オフラインの現場でも使用できる。

富士通エフサス

防災ソリューション

Freee

kintone × freeeで営業管理から会計まで業務効率化 | クラウドERP freee

アールスリー インスティテュート

ノーコードでらくらくkintoneカスタマイズ – gusuku Customine

ジョイゾー

株式会社ジョイゾー

大塚商会

サイボウズ kintone(キントーン) | 大塚商会

JBCC

kintone|JBCC株式会社

フォームブリッジ

フォームブリッジ│kintone(キントーン)連携サービス

アーセス

アーセス(スマートバルーン)

コラボフロー

コラボフロー for kintone | ワークフローはコラボフロークラウド

ソウルウェア レポトン

kintone連携帳票出力プラグイン「RepotoneU(レポトンU)」

Krewシート

krew | Excel感覚で操作できるグレープシティのkintoneプラグイン「krew」

スマートアットツールズ

kintone機能拡張サービス【 Smart at tools for kintone 】

富士ゼロックス

名刺

kintone : ソリューション : 富士ゼロックス

ソフトクリエイト

ID管理ソリューション

サイボウズソリューション | 株式会社ソフトクリエイト

14:30 猛毒の森にて 業務効率化を阻むモンスター「ざんねんな情報共有」をGaroonで攻略する方法

サイボウズ株式会社 エバンジェリスト 渋谷 雄大
Garoonエバンジェリスト 山口 ほだか
普段当たり前のように使っている社内メールが、情報漏えいのリスクや長時間労働の原因のひとつになっていることに気付いていますか?
・なかなか全社に行き渡らない全社通達のメーリングリスト
・会議の予定ひとつを調整するにも何往復もするメール
・共有ファイルのバージョン管理ができない添付ファイル付きメール
・などなど 従業員規模が大きな組織ほど、社内メールが原因となる問題が発生しやすくなってきます。
本セッションでは、中堅・大企業向けグループウェア「Garoon」を使った、「ざんねんな情報共有」の正体となるモンスターの攻略方法をご紹介します。

ステージ1

コミュニケーションツールとしてのメール。
『ざんねんな情報共有ずかん』でも「メールのざんねん」は多い

CybozuDays2019 Garoon

メールのざんねんなモンスターに立ち向かう相棒、Garoon。
「オンラインのワークプレイスをつくる」ようなイメージ

CybozuDays2019 Garoon

キャラクター「カンガルーン」

CybozuDays2019 カンガルーン

こんな「ざんねん」と戦っていきたい。

  • いるだけCC
  • 片思い送信
  • 件名ReReRe
  • 全社メール返信砲
  • それいけ!社外秘

Garoonのコミュニケーション機能は主に3つ。

  • メッセージ
  • 掲示板
  • スペース

CybozuDays2019 Garoon

サイボウズでは社内メールはない。内部にはメールしない、というルールの方が安全。

掲示板

  • 部署ごとに分けることができる
  • 期間指定ができる。
  • リッチテキスト
  • 添付
  • 「閲覧状況を確認する」→「確認しました」ボタンを付けられる
  • コメント機能。質問などを受けられる。他の人が質問した内容も見られる

メッセージ

  • メールに近い
  • 掲示板に宛先を付けるイメージ
  • 少人数
  • 閲覧状況を確認できる

スペース

  • プロジェクトなど
  • メンバーを招待する
  • スペースは複数のディスカッションを持つことができる。
  • 共有ToDo。期限日を追加するとスケジュールにも表示される。完了するとスケジュールから消える
とっとり行政インフラの事例

CybozuDays2019 Garoon

19の市区町村とメールでやりとりしていた。

メールでは見えにくい横の状況も、Garoonのスペースでは見える。横の情報共有

LGWANに対応。自治体ITシステム満足度No.1の実績あり。

CybozuDays2019 Garoon

重要メールNo1決定戦

  • Garoon 通知は、機能ごとの表示になっていて、優先順位がわかりやすい。
  • 既読をつけることで整理できる。既読にするボタンも追加された。
  • ポータルの通知一覧。Garoon のトップから動線があるためスムーズに確認できる

長時間スケジュール調整労働

スケジュール

他の人のスケジュールも見られる。誰が何をしているかわかる。
週間ビューで他の人の予定を並べて表示できる。

予定を作成する際のオプション

  • 施設・備品予約機能
  • 空き時間の確認
  • 添付ファイル
  • コメント機能

会議に必要な情報がすべてスケジュールに集約できる。
サイボウズの柔軟な働き方にも対応

社長秘書がいない。「秘書はグループウェア」
青野「情報は正確に、オープンに、ダイレクトに。」

CybozuDays2019 Garoon

問い合わせ1,000本ノック

同じような質問を何回もされる。

ポータル機能で使いやすい情報の入口を作る。

  • マニュアル
  • 売上ダッシュボード

複数のポータルを自分たちで作れる。パーツ組み合わせでカスタマイズ。
テンプレートもあり。

Garoonブログ記事でもテンプレート公開中。

グループウェアNEWS | 日本企業の情報共有とビジネスシステムをテーマに、「サイボウズ ガルーン」を企画・開発するチームが情報発信するサイトです。

Garoon × kintoneの連携も効果的。
Garoonユーザーの47%はkintoneも使っている

kintone で営業成績を管理
Garoon ポータルにkintoneのデータを貼る
「データ管理はkintone、情報共有はGaroon」という使い分け

Garoonによる社内情報共有の条件は2つ。

  • 社内メールを使わない

  • 全社員が使える

  • ハヤシ海運の事例

  • バーニーズジャパンの事例

自分に潜むリスク/非効率/無駄=モンスターに気付くこと

CybozuDays2019 Garoon

ステージ2

Garoonさえ使えば本当にざんねんな情報共有モンスターを倒せると思いますか?

Garoonを使っていても「ざんねん」

  • いるだけCC Garoonユーザー70%近くが「ある」
  • 片思い送信 Garoonユーザー70%近くが「ある」
  • 問い合わせ1,000本ノック Garoonユーザー50%以上が「ある」

なぜざんねんな情報共有はなくならないのか

日本の企業では、従業員数1,000名以上の9割、従業員数100名以下でも7割はグループウェアを利用している
グループウェアはリプレースが多い。
スムーズな製品リプレース→Garoonならではの活用促進
製品リプレースの後、停滞しがち。Garoon活用できていない感

CybozuDays2019 Garoon

「誰にどこまで見せるの?」

「この情報は関係者以外見える必要はないな」

宛先指定思考が情報格差を生む
「わたしにしか作れない秘薬」
属人化

情報格差モンスターとの戦い
公開相手を「場」で選ぶ。

CybozuDays2019 Garoon

  • スペース
    スペースには複数の「場」がある。
    スペースは公開、非公開が選べる。メンバーでない人が情報提供できる。
  • 掲示板
    カテゴリ(フォルダ)ごとにアクセス権を設定。「部長ロールのみアクセス」
    通知をカテゴリと掲示単位で設定できる。
    通知漏れを防ぐために、カテゴリごとに強制通知も可能
  • メッセージ
    宛先を後から追加、削除可能。
    過去のやりとりを時系列に沿って把握できる。

情報の交通整理
「機能ごとの通知表示」
「自分宛の通知」

全文検索

誰かの役に立つかもしれない。誰でも見えるようにしておこう。

「それ本当にそこに置いて大丈夫?」

ソーシャルリテラシーの問題

「この情報を使っていい?悪い?」 Garoonなら情報の持ち主に質問すればいい。

ネグロス電工の事例。
天井配線のケーブルラックの会社。
Garoon の運用プロジェクトを実施して社内に普及させた。

CybozuDays2019 Garoon

16:50 猛毒の森 にて【技術者向け】kintoneとGaroonのカスタマイズ技法。最新情報をそえて

サイボウズ株式会社 システムコンサルタント 竹内 能彦/木村 領
サイボウズ株式会社 kintone SDK プロダクトマネージャー 藤原 祥太
サイボウズのシステムコンサルタントが、kintoneカスタマイズ開発の最新おススメ情報と、Garoonカスタマイズの可能性をご紹介します。

CybozuDays2019 開発者向け情報

  • RestAPI
  • JavaScript API

CybozuDays2019 開発者向け情報

メッセージの宛先をCSVの読み込みで追加・変更するカスタマイズ

  • キャンペーンの対象店舗のみに送りたい
  • 新卒○年目の社員に送りたい

「宛先をCSVで追加する」ボタン追加。JavaScriptAPI

ワークフロー申請画面でスケジュールのデータを取得

日付や目的地をスケジュールから入力
Developer network に掲載

CybozuDays2019 開発者向け情報

最新情報

これまでJavaScript カスタマイズできるアプリが限られていたが、
Garoon全体にJavaScriptとCSSを適用できるようになった。
どのアプリ画面にも適用できる
基本システムの管理側に設定項目がある。

事例)メール誤送信防止

メール画面にJavaScriptを適用できるようになった
アドレス2つの時にアラート

CybozuDays2019 開発者向け情報

事例)ユーザー情報から画面遷移

アイコンにポップアップをつけてユーザーにメッセージしたりスケジュールを開いたりできる。

CybozuDays2019 開発者向け情報

事例)kintone連携

Garoon 内にkintone情報を表示。
kintone URLにボタンが付き、kintoneの詳細画面を表示する。
画面遷移なしにkintoneを見られる。

CybozuDays2019 開発者向け情報

カスタマイズの注意点

  • DOM 操作はアップデートで動作しなくなる可能性がある
  • コーディングガイドラインをご確認ください
  • 先行動作環境でアップデートの内容も確認できる

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CybozuDays2019 開発者向け情報

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kintone 開発者向けツールを開発中。

VSCode用kintone-extension

kintone-extension – Visual Studio Marketplace

コード補完が可能になる。

kintone UI Component

GitHub – kintone/kintone-ui-component: kintone UI Component
「kintone UI Component」を使って簡単にkintoneライクなUIを設置する – cybozu developer network

ライブラリでkintoneらしいボタンを作れる。

kintone JS SDK

CybozuDays2019 開発者向け情報

kintone JS SDK – cybozu developer network

GitHub – kintone/kintone-js-sdk: Documentation:

kintone cli

動画

プロジェクト テンプレート作成、認証情報

今後の予定

年明けに大幅アップデートを予定。
組織での利用は年明けリリースをお待ちください。

本ワークショップの関連URLはこちらにまとめてあります。
参考リンク

CybozuDays2019 開発者向け情報

エピローグ

CybozuDays2019の出口でアンケートを渡すと、小さな袋を手渡された。

CybozuDays2019 アイテム

中にはLEDライトや絆創膏、マッチ(懐かしい)が入っている。これが今回の冒険の収穫だろうか……。

CybozuDays2019 アイテム

いや、そうではない。CybozuDays2019で得られた様々な知見。モンスターとの闘いの数々……これで得られた経験値こそが収穫だ。レベルを上げて、さらに恐ろしいモンスターと戦うことができるはず。

ところでカンガルーンかわいかったけど他のキャラクターも名前があるんだろうか……でもメインキャラクターはライオンだしサイボウズ商品と名前が結びつかないよね?

CybozuDays2019 カンガルーン

あっ、アイブリもサポキンブース出してました。ヨロシク。

CybozuDays2019 アイブリ

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